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Channel: 「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog
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多種多様な専門家の意見への接し方。より安全になれるほうを選べるように、自らがメディア・リテラシーを着けることと及びかかりつけ医の助言。

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 コロナ禍、専門家の意見にどのように接していくか、生命・健康に直結しているため、とても重要な課題になっています。

 三木義一青山学院大学名誉教授が、その問題点をご指摘くださっています。

 「科学的結論を政治がゆがめてはならない」、命題のうちのひとつとして持っており、三木先生のコラムを興味深く読ませていただきました。

 三木先生が、ご指摘のように、専門家の意見が、たくさん出てきて取捨選択に迷うこともあります。

 より安全なほうを、自らがメディア・リテラシーをつけて選ぶことが最も大事であり、また、なにがより安全かを助言し、専門家と患者さんをつなぐところに、かかりつけである現場の医師(そもそも医療者としての専門家であるが)の役割があると考えます。

 専門家側で大事なことは、①公開の場で議論し、②その記録を検証可能なように残すこと。そして、③発信していくこと(図表参照)。④リスクコミュニケーションの機会を作っていくこと。

 国側で大事なことは、学問の自由を保障すること(憲法23条)。
 

 

●東京新聞2020.8.6


●坂本氏のコメント

Fumie Sakamoto,MPH,CIC 坂本史衣   @SakamotoFumie   研究者→臨床研究の専門家の助言を受けて研究デザインを構築、実施し、査読論文を発表

専門家→データに基づき政治家に助言

政治家→助言を受けて判断し、市民に分かりやすく説明

マスコミ→正確な発信や建設的批判ができる勉強をしてから報道

騒動を防ぐために必要なこと。


●専門家(研究者)の発信について(日経新聞2020.8.4)https://www.nikkei.com/article/DGXKZO62140160R30C20A7KE8000/




●政治と科学 朝日2020.8.10
https://www.asahi.com/articles/DA3S14581427.html

●教養主義 日経2020.8.10


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