政治家に求められる最低限の知識は、『日本国憲法』。その理解のなき政治家は、決して選ばない。
何度でも書きます。
政治家に求められる最低限の知識は、『日本国憲法』。
その理解があるかどうかを見抜く、ひとつのものさしが、96条。
****日本国憲法96条****
第九十六条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
○2 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。
***************
もし、真に、『日本国憲法』のなんたるかを理解しているなら、96条を改正する話をもちだすことはできないでしょう。
権力の暴走を防ぐものが憲法であるのだから。
日本国憲法の擁護義務を、直接規定しているのは、国会議員、裁判官、公務員等というのもひとつの証。
****日本国憲法99条*****
第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
****************
安易に改正できるものに、格下げをして本当によいでしょうか。
皆様の参加・所属する団体、組織、会社でも大切なものは、2/3で改正するのが普通だと思います。
以下、世論調査でも、国民の理解も圧倒的に、改正してはならないとなっています。
96条改正賛成25%、改正反対51%
⇒「安倍総理が強い意欲を示す憲法96条の改正ですが、憲法改正の発議要件を衆参両院の3分の2以上の賛成から2分の1以上の賛成に緩和することに賛成の人は25%にとどまり、緩和に反対の人が51%に上りました。」
一部政治家よりは、国民の方が、憲法をよく理解されている。
来るべき選挙においては、ひとつのメルクマールを『日本国憲法』において、その理解で、政治家を選ぶべきと考えます。
日本が、おかしな方向に行かぬことを心から祈っています。
*****TBS(2013/05/13)******
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5330542.html
安倍総理が意欲を示す憲法96条の改正について、憲法改正の発議要件を衆参両院の3分の2以上から2分の1以上に緩和することに賛成する人は25%にとどまることがJNNの世論調査でわかりました。
調査は11、12日に行いました。
安倍内閣を「支持できる」とした人は先月より2.3ポイント減り74.0%、「支持できない」とした人は25.0%で、依然、高い支持率を維持しています。
夏の参議院選挙まで2か月余りとなりましたが、比例代表の投票先を聞いたところ、自民党が42%で最も多く、次いで民主党の10%、日本維新の会の5%などとなっています。投票する際に重視するテーマを3つまで挙げてもらったところ、「年金や医療など社会保障」が53%、「景気や雇用」が51%などとなっており、「憲法改正」は13%にとどまりました。
一方、安倍総理が強い意欲を示す憲法96条の改正ですが、憲法改正の発議要件を衆参両院の3分の2以上の賛成から2分の1以上の賛成に緩和することに賛成の人は25%にとどまり、緩和に反対の人が51%に上りました。ただ、憲法を改正すべきかどうかという質問に対しては、「改正すべき」が46%で、「改正すべきでない」の37%を上回りました。
安倍政権のこれまでの中国・韓国への外交姿勢について尋ねたところ、51%が「評価する」と答え、「評価しない」の37%を上回りました。また、安倍政権の閣僚が靖国神社を参拝したことについても53%の人が「支持する」と答えました。一方、安倍総理が第二次世界大戦時の歴史認識をめぐり、「『侵略』という定義については学界的にも国際的にも定まっていない」などと発言したことについて、「支持する」と答えた人は46%、「支持しない」が38%でした。
各政党の支持率ですが、日本維新の会が去年10月の調査開始以来最も低い2.2%となっています。(13日02:59)
******毎日新聞(2013/05/13)*****
http://mainichi.jp/select/news/20130514k0000m010087000c.html
96条改正:超党派議連が総会…「熱気」しぼむ中
毎日新聞 2013年05月13日 23時11分(最終更新 05月13日 23時26分)
憲法96条で規定された改正手続きの緩和を目指す超党派議連が13日、国会内で約1年5カ月ぶりに総会を開いた。自民党、民主党、日本維新の会、みんなの党の国会議員約100人が出席し、96条改正への意欲をアピール。ただ、自民党内でも96条の先行改正や参院選で公約に掲げることへの熱意は急速に失われてきている。
議連会長の古屋圭司国家公安委員長は「国民に憲法改正に賛成か反対かと聞いてみる環境を作るのが改正の提案理由だ」とあいさつ。会長代行の維新の小沢鋭仁国対委員長も「維新は96条改正を総務会で決定しており、議連のみなさんが決意をもって一歩踏み込んでもらえればいつでも(改正案を)出せる」と気勢を上げた。
だが、96条の先行改正に強い意欲を示した安倍晋三首相は10日、「国民的議論が高まっているかといえば、そうではない」と発言。自民党の石破茂幹事長は13日の記者会見で「96条だけが取りざたされているが、全体を議論する機運が阻害されることがないよう留意したい」とくぎを刺した。船田元自民党憲法改正推進本部長代行もBS11の番組で「先行改正は公明党にとって一番のネックとなっており、慎重だ」と語った。
自民党内でさえ、96条先行改正に慎重になっているのは、報道各社の世論調査で96条改正への賛成が反対を下回る結果が相次ぎ、7月の参院選で争点として掲げる利点が見いだせないためだ。月内にもまとめる参院選公約でも憲法改正の優先順位は上位にならず、96条の先行改正に触れない可能性も出てきている。【仙石恭、木下訓明、飼手勇介】
何度でも書きます。
政治家に求められる最低限の知識は、『日本国憲法』。
その理解があるかどうかを見抜く、ひとつのものさしが、96条。
****日本国憲法96条****
第九十六条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
○2 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。
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もし、真に、『日本国憲法』のなんたるかを理解しているなら、96条を改正する話をもちだすことはできないでしょう。
権力の暴走を防ぐものが憲法であるのだから。
日本国憲法の擁護義務を、直接規定しているのは、国会議員、裁判官、公務員等というのもひとつの証。
****日本国憲法99条*****
第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
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安易に改正できるものに、格下げをして本当によいでしょうか。
皆様の参加・所属する団体、組織、会社でも大切なものは、2/3で改正するのが普通だと思います。
以下、世論調査でも、国民の理解も圧倒的に、改正してはならないとなっています。
96条改正賛成25%、改正反対51%
⇒「安倍総理が強い意欲を示す憲法96条の改正ですが、憲法改正の発議要件を衆参両院の3分の2以上の賛成から2分の1以上の賛成に緩和することに賛成の人は25%にとどまり、緩和に反対の人が51%に上りました。」
一部政治家よりは、国民の方が、憲法をよく理解されている。
来るべき選挙においては、ひとつのメルクマールを『日本国憲法』において、その理解で、政治家を選ぶべきと考えます。
日本が、おかしな方向に行かぬことを心から祈っています。
*****TBS(2013/05/13)******
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5330542.html
安倍総理が意欲を示す憲法96条の改正について、憲法改正の発議要件を衆参両院の3分の2以上から2分の1以上に緩和することに賛成する人は25%にとどまることがJNNの世論調査でわかりました。
調査は11、12日に行いました。
安倍内閣を「支持できる」とした人は先月より2.3ポイント減り74.0%、「支持できない」とした人は25.0%で、依然、高い支持率を維持しています。
夏の参議院選挙まで2か月余りとなりましたが、比例代表の投票先を聞いたところ、自民党が42%で最も多く、次いで民主党の10%、日本維新の会の5%などとなっています。投票する際に重視するテーマを3つまで挙げてもらったところ、「年金や医療など社会保障」が53%、「景気や雇用」が51%などとなっており、「憲法改正」は13%にとどまりました。
一方、安倍総理が強い意欲を示す憲法96条の改正ですが、憲法改正の発議要件を衆参両院の3分の2以上の賛成から2分の1以上の賛成に緩和することに賛成の人は25%にとどまり、緩和に反対の人が51%に上りました。ただ、憲法を改正すべきかどうかという質問に対しては、「改正すべき」が46%で、「改正すべきでない」の37%を上回りました。
安倍政権のこれまでの中国・韓国への外交姿勢について尋ねたところ、51%が「評価する」と答え、「評価しない」の37%を上回りました。また、安倍政権の閣僚が靖国神社を参拝したことについても53%の人が「支持する」と答えました。一方、安倍総理が第二次世界大戦時の歴史認識をめぐり、「『侵略』という定義については学界的にも国際的にも定まっていない」などと発言したことについて、「支持する」と答えた人は46%、「支持しない」が38%でした。
各政党の支持率ですが、日本維新の会が去年10月の調査開始以来最も低い2.2%となっています。(13日02:59)
******毎日新聞(2013/05/13)*****
http://mainichi.jp/select/news/20130514k0000m010087000c.html
96条改正:超党派議連が総会…「熱気」しぼむ中
毎日新聞 2013年05月13日 23時11分(最終更新 05月13日 23時26分)
憲法96条で規定された改正手続きの緩和を目指す超党派議連が13日、国会内で約1年5カ月ぶりに総会を開いた。自民党、民主党、日本維新の会、みんなの党の国会議員約100人が出席し、96条改正への意欲をアピール。ただ、自民党内でも96条の先行改正や参院選で公約に掲げることへの熱意は急速に失われてきている。
議連会長の古屋圭司国家公安委員長は「国民に憲法改正に賛成か反対かと聞いてみる環境を作るのが改正の提案理由だ」とあいさつ。会長代行の維新の小沢鋭仁国対委員長も「維新は96条改正を総務会で決定しており、議連のみなさんが決意をもって一歩踏み込んでもらえればいつでも(改正案を)出せる」と気勢を上げた。
だが、96条の先行改正に強い意欲を示した安倍晋三首相は10日、「国民的議論が高まっているかといえば、そうではない」と発言。自民党の石破茂幹事長は13日の記者会見で「96条だけが取りざたされているが、全体を議論する機運が阻害されることがないよう留意したい」とくぎを刺した。船田元自民党憲法改正推進本部長代行もBS11の番組で「先行改正は公明党にとって一番のネックとなっており、慎重だ」と語った。
自民党内でさえ、96条先行改正に慎重になっているのは、報道各社の世論調査で96条改正への賛成が反対を下回る結果が相次ぎ、7月の参院選で争点として掲げる利点が見いだせないためだ。月内にもまとめる参院選公約でも憲法改正の優先順位は上位にならず、96条の先行改正に触れない可能性も出てきている。【仙石恭、木下訓明、飼手勇介】