町の施設を、住民がその集会施設の使用目的にそって、講演会での使用を申し込んだにもかかわらず、町は、講演会の内容を理由に、使用を拒否したとのこと。
町長が、原発推進であれ、原発反対であれ、それと施設の利用は、別次元の問題。
あきらかに違憲な施設使用不許可処分だと思います。
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http://mainichi.jp/select/news/20140220k0000m040166000c.html
愛媛・伊方町:脱原発団体の町施設使用申請に拒否回答
毎日新聞 2014年02月20日 07時00分
四国電力伊方原発のある愛媛県伊方町で、地元の脱原発団体が講演会の会場に町施設の使用許可を求めたところ、町から「(伊方原発)3号機の再稼働の行方がはっきりするまで貸せない」と拒否されていたことが19日、分かった。東京電力福島第1原発のある福島県双葉町の前町長、井戸川克隆(かつたか)さん(67)を講師に招いた講演会で、伊方町に隣接する愛媛県八幡浜市だけで開催された。伊方町の対応に、団体からは批判の声が上がっている。
講演会を企画したのは、地元農家ら20人でつくる「伊方原発50キロ圏内住民有志の会」。井戸川さんの講演会は今月15日に八幡浜市で、翌16日に伊方町の指定管理宿泊交流施設「瀬戸アグリトピア」でそれぞれ開催する方針だった。
ところが、先月8日に電話で同施設に使用を申し込んだ時は許可されたのに、3日後に講演会のチラシを施設に持参したところ「町の許可が必要」と保留された。最終的には、同14日に町役場で山下和彦町長から拒否を通告されたという。講演会は結局、今月16日に八幡浜市の市民会館のみで開かれた。
伊方町産業振興課は取材に対し「原発がらみの講演会などは賛成、反対を問わず今後も使用を遠慮いただく」と説明し、四電への配慮があったかについては「関係ない」と否定した。
同会共同世話人の二宮美日(みか)さん(51)=愛媛県鬼北町=は「地元住民にこそ原発の正しい情報を知ってほしかった」と、町の対応を批判。また、「伊方原発反対八西連絡協議会」事務局担当の近藤誠さん(66)=八幡浜市=は「伊方原発が1977年に稼働開始後、反原発集会や講演会に伊方町の施設を貸してもらえたのは1回しか記憶になく、今回のケースも原発を推進する町の姿勢の表れだ」と指摘。「町民の知る権利を奪うことは許されない」としている。
同町は人口1万780人(昨年11月末現在)。2013年度当初予算91億6887万円の2割超を、原発関連の交付金に依存している。【渕脇直樹】
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愛媛・伊方町:脱原発団体の町施設使用申請に拒否回答???→明らかに違憲だと思う。
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